キーボード入力を基礎から学ぶ、はじめの一歩【WindowsPC】

ニナマル事務長

どんな仕事をするにも、パソコンのキーボード入力するのは必須作業。少しの努力で苦手意識は払拭できるはず!頑張りましょう。

目次

入力方法のお勧めは、圧倒的にローマ字入力

キーボードの入力方法は、「かな入力」と「ローマ字入力」があります。アラサー以上の世代であれば、ローマ字に入力を選択するのが圧倒的にお勧めです。

ローマ字入力のメリット1 覚えるキーの数が少ない

日本語の文字を入力する時に、かな入力だと「あ」~「ん」の45文字+濁点「゛」、半濁点「゜」、長音「ー」で全部で48のキー位置を覚えなくてはなりません。

それに対して、ローマ字入力だとアルファベット26文字+長音「ー」で27ですが、筆者の場合はQ・X・Lを使用する打ち方をしないので、実際は24のキー位置を覚えれば日本語の文字入力が可能です。

※記号については、双方とも別途覚える必要があります。

ニナマル事務長

キー位置の覚える数が、ローマ字入力だと2分の1なんです!

ローマ字入力のメリット2 英字を使用時に、IEMで入力方法を切り替えなくてよい

WindowsPCだと、かな入力から英字入力をしたい場合、言語システムを司る「IMEボタン」を右クリックして入力方法を切り替えないといけません。その点ローマ字入力では「半角」ボタンを押す必要はありますが、それだけでローマ字入力による日本語入力と英字入力の切り替えが簡単にできます。

かな入力のメリット 打鍵数が少ない

後述するように、ローマ字入力は母音(あ・い・う・え・お)以外は、ひとつの文字入力に2~3のキーを打鍵する必要があります。それに対してかな入力は濁点と半濁点がつく文字以外は1打鍵なので、タイピングの猛者レベルに本格的に早打ちするにはかな入力の方がメリットが高いかもしれません。

ニナマル事務長

かな入力は右手の小指で対応するキーが多いので、手が小さい人は入力がしづらいというデメリットもあります。

キーボードのホームポジションと指づかいを知る

前章で記述したように、当ブログでの入力の推奨は「ローマ字入力」なので、それを前提に進めていきます。

キーボードのホームポジションとは

キーボードを触ると、「F」と「J」のキーに突起があることに気づくと思います。これはこのキーに左右の人差し指を置くと便利という印で、それに伴って左手は小指「A」薬指「S」中指「D」、右手は中指「K」薬指「L」小指「;」のキーに指を置いた状態をホームポジションと言います。

ホームポジションを覚えることは、最終的にキーボードを見ずに打鍵をする(通称「ブラインドタッチ」や「タッチタイピング」)のに大変有用なので、是非体得するようにしてください。

指づかいについて

日本語文字をローマ字入力をする時の一般的な指使いは、下記のようになります。

左手:小指 (Q)・A・Z 薬指 W・S・(X) 中指 E・D・C 人差し指 R・T・F・G・V・B

右手:人差し指 Y・U・H・J・N・M 中指 I・K 薬指 O・(L) 小指 ー・P

ニナマル事務長

手指の大きさ長さによってもやりやすさは変わるので、あr上記は標準的なものとして捉えてください。私は小指が短いので、ーやPを右手の薬指で打つことが多かったりします。

ローマ字入力を習得する

キーボードで打鍵する時のローマ字の入力では、学校で習ったヘボン式は打鍵数が多いため使わないのが一般的です。例えば「ち」はヘボン式だと「CHI」ですが打鍵では「TI」、「つ」はヘボン式「TSU」ですが打鍵では「TU」というように。

日本語に対するローマ字の入力一覧(1)

ニナマル事務長

まずは、清音+「ん」(撥音)の入力練習から始めていきましょう。

aiueo
kakikukeko
sasisuseso
tatituteto
naninuneno
hahihuheho
mamimumemo
yayuyo
rarirurero
wawo
nn

指づかいも一緒に覚える

業務を効率よく進めていくには、最終的にはキーボードを見ずに打てるようになることを目指しましょう。それには指使いを覚えることが必須です。

上記の図のように、指番号をつけるとローマ字入力一覧の表は下の表のようになります。

a左5i右3u右2e左3o右4
k右3a左5k右3i右3k右3u右2k右3e左3k右3o右4
s左4a左5s左4i右3s左4u右2s左4e左3s左4o右4
t右2a左5t右2i右3t右2u右2t右2e左3t右2o右4
n右2a左5n右2i右3n右2u右2n右2e左3n右2o右4
h左2a左5h左2i右3h左2u右2h左2e左3h左2o右4
m左2a左5m左2i右3m左2u右2m左2e左3m左2o右4
y右2a左5y右2u右2y右2o右4
r左2a左5r左2i右3r左2u右2r左2e左3r左2o右4
w左4a左5w左4o右4
n右2n右2

練習問題(1)

パソコンにインストールされているwordメモ帳などを起動して、キーボード入力の練習をしていきましょう。

ローマ字入力の基本となる母音のあ・い・う・え・お。この5音をスムーズに入力できるように、慣れるまで練習の最初は「あいうえお」入力を10回ずつ続けましょう。それができるようになったら、「か」行から順に「ん」まで3セット練習してみてください。

あいうえお あいうえお あいうえお あいうえお あいうえお あいうえお あいうえお あいうえお あいうえお あいうえお
かきくけこ さしすせそ たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも やゆよ らりるれろ わおん
かきくけこ さしすせそ たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも やゆよ らりるれろ わおん
かきくけこ さしすせそ たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも やゆよ らりるれろ わおん

日本語に対するローマ字の入力一覧(2)

ニナマル事務長

濁音と半濁音の練習をしましょう

gagigugego
zaji (zi)zuzezo
dadidudedo
babibubebo
papipupepo

濁音と半濁音の指づかい

g左2a左5g左2i右3g左2u右2g左2e左3g左2o右4
z左5a左5z左5i右3z左5u右2z左5e左3z左5o右4
d左3a左5d左3i右3d左3u右2d左3e左3d左3o右4
b左2a左5b左2i右3b左2u右2b左2e左3b左2o右4
p右5aa左5p右5ii右3p右5u右2p右5e左3p右5o右4

練習問題(2)

「が」行から「ぱ」行まで、3セット練習しましょう。

がぎぐげご ざじずぜぞ だぢづでど ばびぶべぼ ぱぴぷぺぽ
がぎぐげご ざじずぜぞ だぢづでど ばびぶべぼ ぱぴぷぺぽ
がぎぐげご ざじずぜぞ だぢづでど ばびぶべぼ ぱぴぷぺぽ 

日本語に対するローマ字の入力一覧(3)

ニナマル事務長

拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」)と促音(小さい「っ」の練習です。

拗音(ゃ・ゅ・ょ)の入力方法

きゃkyaきゅkyuきょkyo
ぎゃgyaぎゅgyuぎょgyo
しゃshaしゅshuしょsho
じゃjaじゅjuじょjo
ちゃchaちゅchuちょcho
ぢゃdyaぢゅdyuぢょdyo
にゃnyaにゅnyuにょnyo
ひゃhyaひゅhyuひょhyo
びゃbyaびゅbyuびょbyo
ぴゃpyaぴゅpyuぴょpyo
みゃmyaみゅmyuみょmyo
りゃryaりゅryuりょryo

促音(っ)の入力の仕方

切手(きって)や雑誌(ざっし)など、小さい「っ」のある音を促音と言います。

入力の仕方は3通りあります。
1.小さい「っ」のすぐ後の文字の子音を2度入力する 切手=きって=kitte、雑誌=ざっし=zassi
2.TUの前に「X」を入力する=XTU=っ 切手=kixtute 雑誌=zaxtusi
3.TUの前に「L」を入力する=LTU=っ 切手=kiltute 雑誌=zaltusi
※参考までに「X」または「L」を先に入れると、「小さいぁぃぅぇぉ」の入力や「小さいゃゅょ」の入力ができるので、単独で小さい文字をキーボード入力したい時はこのやり方を使用します。

ニナマル事務長

私は打鍵数の少ない1のやり方で入力をすることがほとんどです。

練習問題(3)

きゃきゅきょ ぎゃぎゅぎょ しゃしゅしょ じゃじゅじょ ちゃちゅちょ ぢゃぢゅぢょ にゃにゅにょ ひゃひゅひょ びゅびゅびょ ぴゃぴゅぴょ みゃみゅみょ りゃりゅりょ

きゃきゅきょ ぎゃぎゅぎょ しゃしゅしょ じゃじゅじょ ちゃちゅちょ ぢゃぢゅぢょ にゃにゅにょ ひゃひゅひょ びゅびゅびょ ぴゃぴゅぴょ みゃみゅみょ りゃりゅりょ

きゃきゅきょ ぎゃぎゅぎょ しゃしゅしょ じゃじゅじょ ちゃちゅちょ ぢゃぢゅぢょ にゃにゅにょ ひゃひゅひょ びゅびゅびょ ぴゃぴゅぴょ みゃみゅみょ りゃりゅりょ

ざっし きって かっこ よっと ぱっく
ざっし きって かっこ よっと ぱっく
ざっし きって かっこ よっと ぱっく

総合練習

ニナマル事務長

業務でよく使う文言を練習しましょう

はいけい けいぐ拝啓 敬具
おせわになっておりますお世話になっております
かぶしきがいしゃ株式会社
おんちゅう御中
にっていのちょうせいをいたしたく日程の調整をいたしたく
てんぷしたふぁいるをごかくにんいただき添付したファイルをご確認いただき
かきのしょるいをどうふうしております下記の書類を同封しております
ごさしゅうのほどよろしくおねがいいたしますご査収の程よろしくお願いいたします

キーボード入力を上達させるためには

とにかく練習するのみです。練習すれば誰でも必ずキーボードを見ずに入力ができるようになるはずなので、最初からできるだけキーボードを見ないようにしてください。上記のキーボード図を参考にしながら、まずはホームポジションに指を置き、適切な指使いで入力することを心がけてみてください。

「eタイピング」など練習や腕試しができるサイトもたくさんあるので、空いている時間にトライしてみるのをおすすめします。

ニナマル事務長

できるだけキーボードを見ずに練習してください。慣れるごとに勝手に指が動くようになってきますよ。最初は練習あるのみです!

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